炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 を見てきた!

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最近本格的に朝起きれなくなってきていてやばいなと感じています
11時まで起きられないのは割と深刻なのでどうにかしたい

さて、昨日
「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」を公開日初日に見てきたので
いつも通り感想を書いていこうと思います



以下ネタバレ注意

いつもの














まあ可もなく不可もなし
凡作と良作の間くらいかなという印象です、まあ甘く見て良作よりかな
個人的に新ドラオリジナル作は大半が不可寄りの作品だと思っているので
これでも上のほうに位置する作品ではあると感じました
少なくとも見てガッカリした作品ではなかったと思います
(期待値が低めだったせいかもしれませんけどね)
惜しいな、とはいくつか感じましたけどね
まあ今回も感想を書きつつ評価点をまとめていきます

まず良いな、と思ったのが南極の世界の描写
所轄探索パートなのでささっと終わるシーンではありますが
空や野生動物、クレパスの落下など劇場初の舞台と考えても
丁寧に描写されていてよかった、そのせいか全体的にきれいな作品という印象が強いです
そして、そこから地底に潜ると実は古代都市が存在していた!という中々わくわくする
設定も良いですね
物語前半は先へのわくわく感という昔の旧ドラを思い出させる流れで
中々よくできていたと思います

そしてその設定周り、ブリザーガやヒョウガヒョウガセイ関係
スノーボールアースによる星の再構築
10万年前にあった街の謎なども大方よくできていましたね
ここら辺の設定は割と作りこまれていて
個人的にもかなり満足した部分です
ブリザーガはなんだかナウシカ巨神兵を思い出しました
意識してるとは思うんですが、どうなんでしょうね

そして今作のゲストキャラクター
さして出番のなかった博士はともかくカーラは非常に良いキャラクターでした
特にストーリーで活躍したというわけでもないんですが
デザイン、CV、性格が極めて高水準で
劇場版ドラえもんでもトップレベルに可愛いキャラクターでした、さすがくぎゅ
デザインほんとに神がかっていたので一作で終わってしまうの惜しいなぁって感じです
設定的にもかなりシリアスな過去を持っているのに
それをさして感じさせない明るさがいいですよね
僅かとはいえ過去の描写が入ったおかげでリングを手放すときの躊躇にも説得力があったし
まあ出来ればもう少し、丁寧にやってくれればより感情移入しやすかったのですが
どこぞの警察(笑)と違ってよい感じのオリジナルキャラクターで良かった

そしてそんなヒロイン以上に今作のキーパーツとなっていたのが
パオパオのモフスケ
パオパオといえば宇宙開拓史以来の登場でしたが
今回一番活躍したのはこいつなんじゃないかっていう
10万年の時を経て二度も物語を体験するという
ドラえもんメインキャラクターでもなかなかやってないようなことをする
オリジナルキャラクターの鏡
あそこらへんの設定も総じてよくできていました
丁寧に描写しているしわかりやすいのもグッド

他良かったところは音楽かな
ブリザーガが出てきたあたりで流れるコーラス曲は
すっごい神秘的かつブリザーガの脅威を伝えるにはぴったりの曲でした
それ以外にも南極の雰囲気にあった壮大な曲が多くて昨年に引き続き満足

一方で個人的に感じた問題点

まず予告詐欺があった所
ドラえもん凍ってないやないかいっていう!
夢での内容をさも予告のようにするのは思わず
「漆黒の追跡者」を思い出してしまいましたよ

それに加えて終盤の展開が物足りなかったですね
せっかく凄い大物感のあったブリザーガもあっさりと水で死ぬし
その後もう一波乱あるのかなと思えばそのまま終わってしまうしで
そこらへんの盛り上がりが足りなさ過ぎたという印象です
1時間50分くらいで映画が終わってしまうしなんだか短かったんですよね
やたらと尺を短縮していたので
これは後半期待できそうだなとか思っていたんですが…

せっかく設定周りはよくできていて
キャッチコピーも壮大な物にしているんだから
なんか後半もっとすごい感じにできなかったのかなという印象です
どうもそこらへん全然かみ合ってなくて残念でした
調理のさじ加減を変えれば正直秘密道具博物館と双璧をなすくらいには成れたと思うんですけどね
そういう部分を見るとどうしてももったいないという感情が上に出てしまいます

その他はまあ普通かな
主要メンバーは今回は悪くもなくそこまでよくもなくって感じでした
ドラえもんのび太の友情表現を表す形は
まあ特筆するほどのものではなかったと思いますが
旧作リスペクトする感じで良かったとは思います
相変わらずのび太の優しい感じの心は全面的に出ていたしね

秘密道具博物館≧鉄人兵団≧新魔界大冒険≧新日本誕生>>南極カチコチ大冒険 New!≧大魔境>>奇跡の島=緑の巨人伝=恐竜≧宇宙開拓史>>>>人魚大海戦=宇宙英雄記 

上位4作ほど気に入った作品ではありませんでしたが
まあ大魔境あたりと同レベルかな、奇跡の島よりは面白かったと思います(もちろん好みの問題はあると思いますけどね)
全体的に無難な感じで旧ドラ凡作レベルといった感じでしょうか
まあさっきも言いましたけど新ドラオリジナル作品は大半がそのレベルにも達してないんですけどね

ちなみに個人的な基準だと大魔境レベルまでは割と好きな感じです
それ以下はまあ嫌いではないけどそんなに好きでもない感じ
最後の2つはうんこ

まあ何度もいうようにやっぱり全体の印象としてはもったいない映画という感じ
もっと面白くなったと思うんだけどなぁ
とはいえ良いと感じた部分も多くあった作品ではあったので
何とか次第点ではあったかな
このクオリティならまあ満足とは言いませんが見た後虚無感を感じることはないので
最低限このくらいのオリジナル作品を作っていってほしいですね

さて、来年は南海大冒険
日本誕生に続きまたまた旧ドラ屈指の名作の登場です
あの作品は全体的にシリアスでホラーよりな雰囲気を漂わせていながらも
終盤のギャグ展開、極悪人なのにどこか憎めない悪役キャッシュなど
魅力あふれる作品だと思っています
どんな形でリメイクになるかわかりませんが
これは楽しみですね!