まあなんかあるんじゃない?

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英雄伝説 閃の軌跡Ⅲに物申す

今回の記事はちょっとネガティブな内容になりそうなので、本当に挙げるべきなのか
結構悩みました。前々から当ブログは出来るだけゲームを肯定的に見る事を宣言しているしね。
でも、今回はさすがに物申しておこうかな、と思ったので肯定的な部分も上げつつ
少し語りたいと思います。

さて、前置きが長くなりましたが「英雄伝説 閃の軌跡3」について。
前回の記事で挙げないかもと言いましたがどうしても言いたいことがいくつかあったので
今回ネタバレも含めてクリア印象について色々語ってみようと思います。
はっきり言ってかなりネガネガ色の強い記事になっていますので
楽しめたという方は読まない事を推奨させていただきます。
(レビューでもない駄文なので、無理に読む必要はないです。)
では※いつも通り未プレイの方はご注意ください。

















三作連続堂々のバットエンド未完結!
クリアした時に思わずため息が出てしまいましたね。
事前のインタビューではやれ一部、二部、構成になっていてクリア時間は予想がつかない、
そろそろ共和国編もやらないと、とか何とか。
それでこのラストですからね。怒りを通り越して少しあきれてしまいました。

いやまあ、正直僕も4章あたりで薄々これは、終わらないだろうなぁとは感じてしまったんですよ。
伏線はいくつか回収されても内容がちーっとも前に進まないから。
以下では今作に対して僕が鬱憤を大きく溜めてしまった要因をいくつかに渡って述べていきます。

・引き延ばし感の強いストーリー
今作というか、これはもう閃の軌跡全体の問題でもあると思うんですけど
とにかくストーリーの引き延ばし感が見えてくるんですよね。
敵が章ごとに出てくるのはいいとしていつまで立ってもちゃんとした決着はつかないし、
その時々の問題だけ解決して終わりで根幹の部分には全然触れられずに
ストーリーが進行していくんですよ。
空シリーズや零、碧も似たところはありますが、あちらは
どちらもきちんと二作目で完結させていますからね。
いくら帝国編の規模が違うと言えど似たような舞台で3作連続、挙句4作連続は
ウンザリしてきます。

それでも、僕は正直閃1はともかく閃2にはそこまで不満を感じていませんでした。(当時のブログ記事を参照)
今思い返すと何故そこそこ肯定的だったかとよくわからないんですが、
多分次で解決してくれるだろう、と期待していたんだと思います。
良くも悪くも閃2までは既に碧で明かされていた既定路線だった訳ですし、
2のエンド自体は1と違ってプツ切れ感はそこまでなかったので、
多分次で全てを解決してくれるだろうなぁと感じていたのかな、と。

今作は僕のその期待を見事に裏切ってきたなと思いました。
1と2は容量不足で1つにまとめられなかったという言い訳を信じて
1の結末についてもある程度今では許容できるようになったのですが、
今作の結末は1以上に酷いですからね。
風呂敷を畳むどころか放り投げて終わった印象です。
もうこれは開き直っているのかな、と感じてしまいました。

・ゲームは長いけどストーリーは進まない

何故こういう文句が言いたくなるかというと、このシリーズ単純にボリュームが多いからなんですよ。
閃の軌跡1と2は合わせて大体110時間くらいかかりますし
(普通にクエスト等をやりながらプレイした時の話です)、
閃の軌跡3も今回、65時間以上かかったのでシリーズ全体で合わせると180時間近くかかります。
正直これだけ長いといつまでたっても同シリーズなのはさすがに飽きがくるという物ですよ。
よほど、閃の軌跡に思い入れのあるファンじゃないと
きついんじゃないかと感じてしまいました。

それに加えてこのシリーズ、やっていることが毎作変わらないんですよね。
各地にいってクエストをやりつつ、フィールドダンジョン探索。
根幹はよく出来ているし面白くはあるのですが
いつまでたっても大きな進化がないので何度も何度もプレイしていると
いい加減飽きてきます。なまじボリュームも長いし。
だからこそ、舞台を変えるのは重要だと思うんですよね。
同じ要素でも新しい気分でプレイできますから。

そういう意味でも、今作には帝国編完結作として期待を寄せていました。
ダメでしたけど。

・改善しきれていない閃の軌跡の問題点

今作は依然の記事で閃の軌跡の問題点がある程度解消されていると言いましたが、
撤回します。改善されていない点も多かったです。

まずウンザリするのが旧7組の女キャラクターとリィンの関係性。
絆イベントに頼り切ったその意味不明な関係性のせいで、
リアクションにこまる展開が非常に多かった。
友人として接しているのか好意をもっと接しているのかもよくわからないんですよね。
よりウンザリしたのは3章のサラとクレアのイベント。
結局前からの主人公のままか…と失望しました。

別に僕はそういう描写を入れるな、と言っているわけではないんですよ。
でもリィンの何が嫌ってプレイヤーに絆イベントを委ねているせいで
当人が何考えているのか全く分からない所なんですよね。
妹に近寄る人には怒るけど、自分から特にリアクションは起こさない。
Ⅶ組の面々や関係者も大切には思っているけどそれ以上は自分からは踏み込まない。
そんな歪さが見えてきてしまってよくわからない主人公になっていてなぁ。

絆イベント自体の問題点は、零の軌跡以降の物ではあるんですが、
正直閃の軌跡以降ここは悪化の一途をたどっていると思います。
ロイド含めて特務支援課はもう少しキャラとして見えていた物があったかな、と。

他にも相変わらずリィンを通さないとほとんど見えてこないⅦ組面々自体の関係性。
(ユーシスとミリアムのイベントはとても良かったと思います。)
同じような言葉が繰り返されるセリフ回し(薫陶、雛鳥、「……ぁ……」等々)。
目新しさの薄いストーリー展開なとなど。
結局根幹となる部分の修正はしていないようで、
閃の軌跡自体に不満を感じていた人たちは今作も多分不満を感じると思いますね。
せめて、結末がしっかりしていればな、多少は目をつぶるのに。

・もはや軌跡シリーズというよりか「閃の軌跡」シリーズ

そして今作の結末でとにかく感じたのが、
もうこれは軌跡シリーズというよりか「閃の軌跡」シリーズですね。
今までのシリーズとテイストが違い過ぎて同シリーズとして受け入れることが
難しくなって来たなと感じます。
今まで悪役としゆるぎない位置にいた魅力的な「結社」いう存在も
魔女やら地精やら鉄血宰相やらと勢力が増えすぎて
悪役としての立ち位置も微妙になってきました。

前作から示唆されていた、序盤~中盤にかけての結社VS帝国&地精という構図自体は
かなり面白くなりそうだなと感じたのに、結局両者戦う前に
結社が帝国サイドへと合流してしまったので心底ガッカリしました。

アリアンロードに対して単騎で膝をつかせる人物が出てくるので
強さのインフレも気がふれているレベルですし、
何よりとある騎神の使い手が現状騎神無し最強のマクバーンよりも強いという事が
分かってしまったため、これ以降の軌跡の強さ基準は
騎神の有無で決まってしまうんでしょうね。
空~碧まで、肉体で戦っていた強さ基準とか考えていたのがバカバカしくなります。
政治力で策謀する悪役として期待していたオズボーンは結局武力で国を治める
ポジションになってしまったし鋼さんもロボットに乗り始める始末。
これまで彼らに対して感じていた期待が粉々に消え去ってしまいました。

「巨いなる一」という帝国の壮大な設定もハーメルの件を組み込んでしまったために、
空の軌跡でのワイスマンの外道っぷりが台無しにしていますね。
本当に同じ人がシナリオ書いているのか、と思いますよ。

このようにいくつかの要素が今までの作品の雰囲気を半ば壊してしまっていて
同シリーズとして受け入れがたい部分が強いです。
次で4作目になりますし、もうそろそろ別の作品として考えた方がいいのかもしれません。

・それでも面白い所はある

ここまで散々酷評してきましたが、今作はRPG単体としては相変わらず
まあまあよく出来ていると思います。
正直戦闘バランスにはかなり文句を言いたい所がありますが、それでも
閃の軌跡シリーズ恒例の爽快感のあるシステムにはなっていますし、
プレイアブルキャラクターも多く色々な技を使って戦闘をすることができるのは
良い部分だなぁと感じています。

エストの作りこみ自体もいつも通りすごいですし、
キャラクターイベントもギャルゲー要素が多少減ったおかげで
見やすくなったと感じました。
過去作キャラクターや因縁のある場所等も多く登場するので
シリーズファンとしてはかなり楽しめる点も多いのではないでしょうか。
グラフィックもまだまだ進化の余地はあるとはいえ、全体的にパワーアップしていますし、
ロード時間も爆速で快適に移動できます。

肝心のストーリーも閉め方以外は決して悪くなく、
プレイ中は中々わくわくしながら進められていました。
加えて新キャラクターのⅦ組は旧とくらべても
全員好きなキャラクターになったと言っても過言ではありません。
特にクルトとアッシュとミュゼはとても良いキャラクターだったと思います。

BGMは…すみません、これはいまいちに感じてしまいました。
どうも僕は閃の軌跡の音楽が肌に合わないみたいです。
ザナドゥイースⅧも音楽は良いと感じたのに今作の音楽は
全然残りませんでした。


こんなところでしょうか。
良い部分は良いし、ストーリーも決して悪くはないんです。
少なくても4章の最初辺りまでは。だから締め方さえ間違えていなければ、
もう少し印象は変わったはずなんですよ。
でも現実にはラスボス戦は倒してはいけないという存在を暴走して倒そうとする主人公を操作する意味不明なイベント戦、
クリアしたプレイヤーを嘲笑うかのような悪趣味なエンド、
達成感が欠片もないのはある意味凄いなと感じましたね。
一度ファルコムRPGユーザーがRPGという一つの作品に何を求めているのか、
どうして空~碧までは高評価だったのかを考えてみては如何でしょうか。

今回、初めて軌跡シリーズをこのまま追い続けるべきなのか
疑問に感じました。(多分多くの人は前作で感じていたんでしょうね。)
なんだかんだ、続きはかなり気になりはするのですが
大ボリュームをそのまま楽しめなくなってきましたし、ファルコムの足元を見られている商法にもウンザリ。
次回作はなんだかんだ買ってしまうかもしれませんが、
もう大きな期待を寄せることはやめようと思います。