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【レビュー】ゼノブレイド2 サウンドトラック【感想】全体のクオリティはシリーズ最高峰!

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本当はこの記事、昨日上げる予定だったんですが、あまりに長くなりすぎてしまって書き終わらなかったので一日伸ばしました。いやー書きすぎましたね…。


さて、何の記事かというと、これです!

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一昨日購入したゼノブレイド2のサウンドトラック!


本当は限定版欲しかったんですけどねー、無理でしたね。なのでとりあえず通常版を買ったという感じですねー。


ちなみにわざわざ新宿のタワーレコードで買いました。なお、時間の都合上サイン会には行けなかった模様。行きたかった…。


という訳で、今回も良かった曲に関して、トラック別に紹介していきたいと思います!ただ、あまりに量が膨大すぎるので厳選気味になってしまいますが…。

 

 

ディスク1

Elysium, in the Blue Sky

冒頭エピローグで流れる曲。ゼノブレイド2の一番最初に公開されたPVの後半部分の曲ですね。


曲名は最初は「Elysium of the Blue Sky」でしたが変更されたみたいです。


今作のメインテーマとも呼べるフレーズを含んだ一曲で、一番最初に流れる事からもメインテーマ的な存在と言ってもいいかも。


最初のPVではタイトルロゴ出てくるタイミングで流れるこの曲を聴きながら、色々な事を期待し想像していたなぁ。

そういう意味では、ゲーム本編で流れた場面以上の思い入れがありますね。

後実は打ち込み音源のが好きだったりするのでそちらも収録して欲しかった。

Incoming!

通常ボス戦で流れる曲。流れた場面はバラバラなのでほんと汎用ボス戦という形で、前作でいう「行く手を阻むもの」枠。


全体的に激しく疾走感のある曲で、重苦しい雰囲気の「行く手を阻むもの」とは対称的な曲調です。ゼノブレイド1と2の雰囲気の差と考えると納得が行きますが。


これも発売前から「アクションバトル(仮)」の名で公開されていた曲で、長らく聞きこんでいた曲でした。後半のメロディライン良いですよね。


最初は何となく世界樹シリーズっぽい曲だなと感じたんですが、裏のギターの打ち込みフレーズのせいでしょうね。

グーラ領

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平原枠グーラ領!この曲は何といってもガウル平原を意識した曲調ですよ。


雄大で冒険心をくすぐられる曲調はそのままに、また違った形で仕上げてきているのが凄いですよね。やっぱりACEの平原曲は最高です!


実はこの曲、一番最初のPVで流れている前半の曲なんですよね。


後半まで聞きこまないと気付かないと思いますが、個人的には結構意外でしたよ。

この曲はイントロからAメロまでのインパクトの強い曲なので、意外に気づきにくいかもしれません。

戦闘!!

熱すぎる前半通常戦闘曲「戦闘!!」。前作の落ち着いた雰囲気の「戦闘!」とは真逆の非常にメロディアスで熱い曲です。


正直前作の「戦闘!」はゼノブレイドの中でもいまいちピンとこなかった曲だったんですが、この曲は通常戦とは思えないくらい盛り上がる曲で、戦闘が楽しい要因の一つにもなっていますよ!


今作の戦闘はとにかく爽快なので、フレッシュさを感じる曲の雰囲気もピッタリでした。


これはゲーマー視点から作られた曲だなと感じましたね。

トリゴの街

ザ・ケルト調な雰囲気を醸し出している「トリゴの街」。これは雰囲気的にもACEだと思っていましたが、やはりそうでしたね。


ACEの曲は過去作を調べて聞いていた事もあって、この曲は過去に手掛けられていた曲と雰囲気が似ていたんですよ。

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これはとにかく街の雰囲気とピッタリなのが良かった!


トリゴの街、探索できる街としては最初に訪れる場所なのですが、空と雲の情景も相まってまるで天空の街のような、ワクワクする雰囲気を感じるんですよね。


街の活気や穏やかさが伝わってくるこの曲はとっても耳に残りました。

Tiger! Tiger!

クソゲーミニゲームの曲。意外だったのがこれ。清田さんの曲なんですよね。


今作、清田さんはあまり目立つ曲を書いていない印象なんですが、(グーラ領森林とか、日だまりの中でとかは結構前作を彷彿させる落ち着く曲も多くてぼくは好きなんですけどね。)この曲は全く前作のイメージと違っていて驚きましたよ。

結構長くプレイする事になので耳に残りますよね。

ディスク2

在りし日の二人

タイトル画面他、色々なイベントシーンで使用される曲。Elysium, in the Blue Skyのフレーズを使ったピアノ曲です。どっちがアレンジなのかは分かりませんが。


タイトル画面でのピアノから始まる穏やかな曲というのは、前作のメインテーマとも重なる部分がありますよね。


曲名からするとやっぱりレックスとホムラの曲なのかな?

死闘イーラ

イーラ戦で使用される曲、と言いたい所ですが、基本的に覚醒からの再戦やメツ戦だとボス曲として「Incoming!」や「さらに名を冠する者たち」が流れる上に、シンは専用BGM持ちなので意外と流れる機会は少なめだったりします。


ヨシツネ一戦目、ベンケイ&サタヒコ一戦目、ヨシツネ&ベンケイ&サタヒコ戦の三回かな。


曲としてはイーラ構成員の和の要素を強調した曲ですよね。


後半の方のフレーズは悪役らしいメロディの中に芯の通った、イーラの思いを感じさせる熱いフレーズを感じて好きです。

インヴィディア烈王国

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二つ目のフィールドBGM「インヴィディア烈王国」!


透き通るような笛の音が最高に気持ちいい、壮大な曲で神秘的な雰囲気のフィールドとピッタリな一曲です。桜舞う幻想なフィールド、ほんと最高な情景でした。


後、これ平松さんなのほんとビックリしました!清田さんか、あるいは光田さんかと思ってましたからね。


コーラスは清田さんのようですが、こういう曲もかけるのかと驚きましたよ。ほんと凄いなー。

Drifting Soul



3話、7話(ボーカル無し)、10話のイベントシーンで使用される曲。前作には無かった、イベントボーカル曲ですね。これも発売前のPVで流れていました。


役割的には、前作の「敵との対峙」の役割を、Counterattackと分け合っている印象です。思いのたけをぶつけているようなシーンが多いので、名シーンで流れる曲という感じですね。


歌詞を見る限りでは、ゼノブレイド2のテーマである「居場所」というポイントを強調した曲ですね。


自分が何者なのか、何をすべきなのか迷い続ける天の聖杯、居場所の無い世界を憎むイーラ、人間にも、ブレイドにもなれないニア、国という束縛に重圧を感じているジーク、メレフ。誰を表しているかは、まあやはり一人称を見る限り彼なのでしょうが…。


ぼくは最初に聞いたときは、正直これ合ってるか?と感じたんですが、歌詞も踏まえると3話のあのシーンにはピッタリですね。


ゼノブレイドクロスではあまりいい評判を聞かなかったボーカルBGM、今作は割かし上手く使っていた印象で、こういう感じならば十分ありなのではないと思いました。 

 ディスク3

 Counterattack



来ました!Counterattack!かっこいいイベントシーンの反撃用BGMです。E3PVで初めて聞いた時の衝撃と言ったらもうね。


この曲は敵との対峙と比較して聞いてみると、1と2の作風の違いを感じられて面白いですよ。


敵との対峙はどちらかというと泣ける曲なんですが、この曲は本当に反撃シーンで流れるので、安心感と高揚感がありますね。

3話と7話は、どちらもイベントシーンを他の曲に譲った上で、本格的な反撃シーンにこちらを流すという感じでしたし。


ただ、後半までフルで活かされたシーンがあまりないのが残念。だからイベントシーン込みだとやっぱり敵との対峙の方が好みなんですよねー。

さらに名を冠する者たち

スペルビア以降のユニーク戦、他ボス戦で流れる曲。曲名通り、「名を冠する者たち」の後継曲でしょう。


全体的には非常に名を冠する者たちを意識して作られている曲で、とてもかっこいいと思います。


ただ、良くも悪くも名を冠する者たちに引っ張られ過ぎていて、いまいちインパクトが弱いのが残念。


ゼノブレイド2、全体の曲のクオリティはシリーズでもトップクラスだと思うんですがユニーク戦に関してはパッとしなかった印象です。名を冠する者たち、Uncontrablleが良すぎたかなぁ。

スペルビア帝国 ~赤土を駆け抜けて~

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来ました、熱すぎる荒野BGM!全体的に前作を意識した曲が多い中、この曲は独自路線を突っ走っているのが独特ですよね。


フィールドBGMにしてはかっこよすぎる気もしますが、スペルピア帝国のフィールドは結構構造が複雑なので、気分まで暗いならないよう、熱い曲なのは良かったと思います。


ちなみに、夜バージョンはメロディラインこそ同じものの、打って変わって穏やかな雰囲気に。荒野の昼夜の差を感じられる作りになっています。

雷轟!アルティメット

ジーク1,2戦目で流れる曲。


ダサさとかっこよさを両立した感じでジークの雰囲気にはぴったりな曲ですね。バリーンからのこのイントロはテイルズっぽさも感じました。


この曲は二回しか流れないのがもったいない!ジークを使用キャラにしたら流れるとか、そういう工夫も欲しかったです。


サントラで聞いて改めていい曲だなと思いましたし。

リベラリタス島嶼群

今度は穏やかすぎるフィールド曲!これ、ACEなのは少し意外でしたね。あまり前作ではなかったタイプの曲だったので。

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雲の上、美しい湖、神秘的なトンネル、この曲を聴きながらリベラリタスの情景を思い出すととても心が落ち着きます。


天候によっては流星なんかも見れますし、さすがはアルストの中で最も平和なフィールドだけはありますね。戦闘で落下していく味方には殺意を覚えましたが…。

ディスク4

ルクスリア王国

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続いてシリアスな雪原BGM!これは最初に聞いたときにびっくりしましたね。


1のヴァラク雪山は全体的に落ち着いた、穏やかに冷たいという雰囲気でしたがルクスリアは雪の厳しさ、切迫感を強く感じるシリアスな曲なんですよ。


まあルクスリア王国の置かれた状況、下層の魔境の事も考えるとこの曲調も納得かな?


ルクスリアは探索が必然的に長くなると思うんですが、この曲は勇ましすぎてずーっと耳に残ってましたね。


ちなみに夜はギターメインの穏やか目な雰囲気。こっちはこっちで雰囲気に合っていて好き。

Shadow of the Lowlands

王都テオスアウレ、夜のBGM。これも発売前から公開されていた曲ですね。


光田氏×ANÚNAの曲の中ではこれが一番耳に残ったかな?

閉鎖的なルクスリアを象徴するような曲で、徐々に消えてなくなってしまうような、退廃的な雰囲気が好きです。

意思

色々なイベントシーンで使用される曲。主に本編後半で流れる曲ですが、印象的なのはやはり何といっても10話冒頭のあのシーンでしょう!


この曲をバックに流れる衝撃的なシーンには心躍った物です。壮大な雰囲気の曲なので、あのシーンにもピッタリなんですよねぇ。

モルスの断崖

モルスの断崖、廃棄された工場で流れる曲。

どちらかというと廃棄された工場の方の曲というイメージだったので、この曲名は少々意外でした。


曲調的にも機神界フィールドを意識したであろう、アンビエントな音作りだしなおさらね。


初めて聞いたときは、機神界フィールドを思い出してワクワクしたものです。

それでも、前へ進め!

来ました、機の律動の後継曲、後半通常戦闘曲です!


モルスの断崖から切り替わるんですが、ちょうどレックスが覚悟を決めた後の展開で切り替わるのが良いですよね。


主に流れる舞台は世界樹になりますが、どんどん爽快になっていく戦闘、機械的な要素、いずれも曲調とマッチしていてこのあたりの戦闘は最高に楽しかったです!


平松氏はゲーマーの視点から曲を作ってくれるのがたまらないですよね。

モルスの地

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モルスの地で流れる曲。雰囲気にぴったりの不気味で暗い曲です。でも結構長く聞いていられもする感じで僕は結構好き。


モルスの地、高速道路の残骸とか残っているから展開的に何となく某ファンタジーRPG最新作を思い出したなぁ。


一本道だし、敵もなんか不気味だしね。


あちらと違って、ファストトラベルがいつでも出来るので楽で良かったですが。

ディスク5

ユグドラシル

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実質的なラストダンジョン、世界樹で流れる曲。


無人の機械塔、歩くメカ、非常に機械的なフィールドに合わせてかメインテーマに機械的なフレーズを入れた曲になっています。


どことなく退廃的な雰囲気で結構落ち着きますね。


この曲もそうなんですが、光田さんのメインテーマのアレンジの使い方は上手すぎますね…。全く違和感なく入れているので本当に凄いと思います。

シンの力

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6話、7話、9話のシン戦で流れる曲。


最初は氷をまとうイメージからこの曲調なのかな、と思っていましたがシンの過去を知ってから改めて聞くととても悲しい曲で、なるほどと思わされました。


いい曲なんですがうるさい戦闘も相まっていまいち聞こえづらいのが残念。後シン戦は単純に、朧燕がとてもとてもイライラするという…w。

マルベーニ ~神の代行者~

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続いてマルベーニ戦。この曲はマルベーニ関連のテーマの集大成ともいえる戦闘曲になっていて、一度しか流れないのがもったいないくらい壮大な曲です。


戦闘もいまいち強くないし…もっと流す機会があればよかったのに。


シンとマルベーニ、何もかも真逆な二人の戦闘曲を、二つとも光田さんが手掛けているのも面白いですよね。

君と歩く道

イベントシーン曲。これ、流れてたの9話ラストしか覚えてないんですが、後どこかで流れていたのかな?まあその9話ラストのシーンは非常に印象的なんですが。


ディスク2に収録されている哀惜と同じメロディなんですが、こちらの方が全体的に壮大な作りになっています。


9話ラスト、敵として出てきたキャラクターが散っていくのに何故か物悲しい気持ちになるのはこの曲の効果も大きいですね。

Battle in the Skies Above

ラスダン戦闘曲。と、言ってもラスダンではタイタン・デバイスしか敵がいない上、スルーも可能なので人によっては聞いたことが無い人もいるかも。

SF感満載のかっこいい曲なのでぜひ戦って欲しいですが。


しかし、ザンザの世界でといいほぼ必要のないラスダン戦闘曲に、ここまで気合を入れて作るのも中々凄いですよ。


緊迫感も凄いので凄い敵と戦っている気分になります。実際はただの雑魚なんですけどね。

絶望と希望…そして

ラスボス戦。今回はラスボス戦は一曲だけでしたね。


サビのメロディライン、プレイ中もどこかで聞いた曲のアレンジだなとは思っていたんですが、Counterattackだというのは聞き直さないと気が付きませんでした。


あんなにかっこいいメロディをここまで悲壮な雰囲気にアレンジするんだから凄い。


全体的に壮大で物悲しい雰囲気ですが、やはりラスボスの心情を表しているのでしょうか。生まれた意味を問いかけてくるようなメロディが響きますね。

君との未来

7話ラスト、10話ラストのイベント曲。これはズルい泣き曲です。

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特に7話ラストはこの曲あってこその名シーンですね。ムービーと曲が恐ろしいくらいマッチしているので凄い惹きこまれてしまいましたよ。


そしてこの曲が流れ終わってからのCounterattackがまた最高なんだこれが。


メロディラインは気づきにくいですが、今作のメインテーマが含まれてんいるんですよね。相変わらず組み込み方が上手いなぁと感心します。

One Last You

エンディング曲。僕は初見プレイ時フリーズしたため満足に聞けませでした。とても悲しかったです。


発売前からCMでちらっと聞けましたが、最後までプレイしてから聞くとまた違った良さがある物で。


あなたはたくさんのものを私に与えてくれたけれど、私はどれだけの物をあなたに返せただろうか、あたりの歌詞が凄いズルいですよ。これで帰ってこないエンドだったら凄い悲しかったので、ご都合でもぼくはあのエンドで良かったと思います。


光田さんの曲らしく最後の方にメインテーマが入っているのも良いし、素晴らしいエンディング曲でした。

まとめ

と、こんな感じでした。あまりに好きな曲が多すぎてとんでもない量書いてしまいましたね。これでもだいぶ絞ったんですが…。


いやーでも今回のサントラは満足度高いですよ。曲の順番が本編を意識されているので、普通に聞いているだけでも本編を思い返せるし、音質も抜群。


後どこかのサントラのように二曲まとめて入ってたりしないしね!


単純に曲のクオリティに関しても、シリーズトップクラスで、これはぼくにとって間違いなく名盤ですね。


でも出来れば、オーディオコメンテイターは見たかったですねー。ネットで調べても結構面白い事が書いてあるみたいなので読みたかったです…。