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【レビュー】真・女神転生Ⅳ FINAL【感想】レビュー前作から順当にパワーアップした大作! 

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今日は非常に珍しい2月29日なんですね。

前回のうるう年は2012年、すなわち僕がまだ中学3年生だった頃なので、

なんだかかなり昔のことに感じます。

このブログの1つ前のブログをやっていたころの話ですからね。

懐かしいわけだ。

さて今回レビューするのは「真・女神転生Ⅳ FINAL」。

この作品は2016年2月10日にセガ(アトラス)から発売されたRPG

2013年5月に発売された「真・女神転生Ⅳ」の正当な続編ですね。

 

プレイ時間は55時間21分。1周でこの時間だったので中々の長さでした。

前作は38時間程度だったので。ボリューム的にはかなり増えましたね。

ゲームの特徴

基本的には前作に沿ったゲームとなっていて、

システムに大きな変化はありませんでした

しかし全体的に前作から改善点が多かった印象です

 

・パートナーシステムの改善。

・悪魔のスキル属性の固有値の付加。

・目的地がどこなのかの視認性の向上...etc。

 

また、仕様として1周ですっきりクリアできる仕上がりでした。

そのためシリーズの他作品と比較すると、1周で満足できる度合いが高いのかなと。

評価点

テンポよくバランスの良い戦闘システム

今作の戦闘、例によって採用されているのはプレスターンバトル

基本的には前作と大きく変わりはありませんが、

難易度の高さは変わらず、前作にあった理不尽さは少なくなっていました。

 

例えば「パートナーシステム」。前作では弱いどころか

むしろプレイヤーを殺すこともあったシステムですが、

今作ではこちらのターンを1つ分プラスしてくれるという、

かなり助かるシステムになっていました

でも、ボス戦ではそれをしっかり活用してもギリギリの戦いとなるので、

戦闘システムの調整は絶妙だったなと。


また全体的にスキルも増加しており、

ニヤリシステムもより重要なシステムになっていて、

戦闘内でどう技を使っていくかという取捨選択も中々面白かったです

相変わらず面白い悪魔配合、悪魔交渉

恒例の悪魔配合システム、悪魔交渉システムは今回も健在。

概ね、前作と変わりありませんが、相変わらず悪魔に交渉して仲魔にしてから

スキルを遺伝させて新しい悪魔を作っていくシステムはとても面白かったです。

 

また、今作には前作にはなかった悪魔毎のスキルの適正値というものが存在し

単純にスタータスだけでスキル構成を決めるというシステムではなくなっていました

前作は全体的に悪魔の個性が薄かったので、この適正値のおかげで

だいぶ色々な悪魔を作る理由が生まれていてよかったですね。

 

悪魔交渉も今作は全体的に会話のバリエーションが増え

意味のない会話から理不尽極まりない選択肢まだ様々。

1周目でレベルがカンスト付近まで行くのも併せて、多くの悪魔を

仲魔にしたり、合成したりするのが最高に楽しかった!

全体的にパワーアップしたストーリー


ストーリーは全体的に前作からパワーアップしていました。

単純に長さという面だけでも、前作×1.5倍くらいはありますし、

キャラ同士の絡みや仲間になるキャラクター数も中々多かったです。

 

キャラクターも各勢力ごとにバラバラだったメンバーが、

次第には心を通じ合わせていくというのはメガテンでは珍しいながらも、

王道的でとても熱い展開でしたし、それぞれの葛藤も丁寧に描かれていました。

また、前作をやっているとより楽しめるシーンが多かったのも良かった。

面白いストーリーのゲームをプレイしたい人には是非おススメしたい内容でした。

クオリティの高い新曲

今作、前作の曲を流用しているシーンもあるのですが、

新曲もある程度はあった印象です。サントラを見る限りでは全37曲だったようですね

大体前作の3分の1くらいかな?

特に、戦闘曲の出来がよく通常戦、中ボス戦、ラスボス戦などなど

色々な良曲が揃っていましたが、個人的に一押しなのが「Battle - f4 多神連合」。

前作ボス勢の雰囲気とはまた違った、一つに交わらない異色のメロディが

やつらととてもマッチしていて、耳に残るんですよねー。

特に0:42~のフレーズが熱くここら辺で会話イベントが挟まると

燃えること間違いなし!

携帯機ながら中々のボリューム

本作、1周遊ぶだけで50時間以上遊べる内容なのにも関わらず、

複数の周回要素や分岐要素も存在するので、携帯機ながらかなりのボリュームです。

ストーリーを進めるだけでなく、

サブクエスト各自で展開されるストーリーの存在や強敵のいるダンジョン。

それらをストーリー後半になってくると、割と自由に行き来できるのも良かった。

おそらく全ての要素をクリアするには100時間は普通にかかるのではないでしょうか。

問題点

バグの存在

発売日が年度末近くだったという事もあったのか、

今作、割とひどい感じのバグがいくつか存在するんですよね。僕が遭遇したのは

プレイしていたら急にエラーが発生してホームメニューに戻されたのと、

悪魔会話をしていたらフリーズした2点。

どちらも中々重いタイプのバグだったので、ちょっと困った。

必要性を感じないフィールドアクション

今作にはダンジョンを探索していると飲み込まれる要素があり、

それを解除するにはボタンを連打しないといけないのですが、

正直この要素いるかな?と感じてしまいましたね。

メリハリをつけるための目的だったのかもしれませんが、

あまり面白みもなく、不要だったのではないかと。

まとめ

こんなところでしょうか

細かい欠点も少なくバグの存在以外は、きっちり仕上げてきたなという印象です。

ストーリーや戦闘システムは前作からより丁寧な作りになっており、

ボリュームもたっぷりな今作。でも4からプレイしないと分からない点も多いので、

遊ぶハードルが高いのがややマイナス点かも。

でも、それを差し引いても遊ぶ価値のある、

3DSの中でもかなり上の方にくるRPGであることは間違いありません!